【マイナスイオン効果】


(マイナスイオンはなぜ必要?)

 地球が誕生して46億年、気の遠くなるほどの時間を掛けて生物は地球環境に適応して進化してきました。人間もその微妙な地球環境の中で進化してきた生物のひとつです。地球の大気中にはプラスとマイナスのイオンがあって釣合いが取れていますが、近代になって大気が汚染され、そのバランスが崩れかけてきています。ある発表によりますと20世紀初頭では、プラスイオンとマイナスイオンの比率は1:1.2の割合でしたが、オゾン層破壊、排ガス、ダイオキシン、酸性雨など地球環境は大きく様変わり、いまではプラスイオンとマイナスイオンが逆転した状態であるとのことです。
 身近においても、電子レンジ、冷蔵庫、テレビなどの静電気を発生させる機器が当然の如く存在し、それらが様々な形でプラスイオンの多い環境を作り出しています。特にオフィスにおいては自然換気が少ない上にOA機器やタバコの煙等でイオンのバランスが壊れ、マイナスイオンの不足で人間の体調に悪影響を与えているといわれています。

(マイナスイオン効果とはどんな効果?)

 汚染された大気はプラスイオンが増加し、マイナスイオンが不足した状態です。この状態が永く続くと人体に様々な変調をきたすことが最近の研究で明らかになってきています。
 大気中のイオンは呼吸によって体内に摂取され、細胞に運ばれてイオン交換により老廃物や炭酸ガスを排出し、必要な酸素や栄養素を取り入れる働きがあります。マイナスイオンの多い空気は人体の酸化物をアルカリ性に中和し、人体組織を活性化する働きがあり、安眠・精神安定・自律神経調整・血液浄化の作用をはじめ、人間が本来持つ自然治癒力を高める働きがあるといわれています。マイナスイオンを与えることによって体内の活性酸素が還元され酸化を抑制し、細胞の活性化が促進されるのです。

(マイナスイオンはどこにあるの?)

 山に行って森林浴をし、大きく深呼吸をすると空気が美味しく爽快な気分になります。これがマイナスイオンを多く含んだ空気です。ある資料によれば、マイナスイオンを含む割合は、一般家庭を1とすると、公園の噴水は25〜250倍、森林は15〜250倍、滝の周辺は30〜500倍、備長炭は30〜500倍、観葉植物は30〜500倍と言われています。
 でも、森や滝を家庭やオフィスに持ち込むことは出来ません。そこで、お役に立つのが、観葉植物です。中でもテレビ等でも話題の植物として知られているリュウゼツラン科の「サンセベリア」はマイナスイオンを多く出し、アメリカ宇宙局(NASA)でも使用されているとのことです。
 美しく、こころやすらぎ、そして、体に優しい観葉植物に囲まれた環境作りに宝造園がお手伝い致します。